牛の健康的な成長に栄養価の高い食事は欠かせませんが、各農家が独自にバランスのとれた食事を毎食用意するのは骨の折れる作業です。そんな農家の支援を目的に平成24年に設立されたのが牛の給食を生産するＴＭＲセンターです。それまでは農協として、コントラクター事業で飼料作物の栽培・管理を請負っていましたが、TMRセンター設立により、最適な飼料の配合まで行い、栄養価の高い飼料を365日農家に届けられるようになりました。当初は農家の作業負担を軽減し、牛の頭数を増やすことで増産につなげたいと考えていましたが、栄養価の高い食事によって利用農家における牛１頭当たりの平均乳量が大幅にアップ。農家からの引き合いも増加しています。